転居と人格形成①

私は4人兄弟です。

兄、私、妹、弟の4人です。

兄は小学校と中学校で転校を繰り返し、私と妹は年子のため、妹は小学校での転校となりました。唯一弟は幼稚園を2つ通ったのみで、ほぼ転居なく育っています。

そのため、偶然にも比較検討しやすい形となっています(笑)

 

今回は兄について書いていこうと思います。

兄について。

小さい頃の記憶は、とても乱暴で、横柄だということ。負けん気が強く、血の気が多く、学校等で喧嘩しては、親が謝りに行っていました。

兄は私の3つ上。毎日泣かされていたと記憶しています。

朝、洗面所の取り合いから殴られ、たたかれ、毎日泣いていました。

そんな兄は関西方面の中学校がとても気に入っていたようです。中国地方に転居が決まった際、一人ここに置いていけと親に懇願したほどだったと聞いています。

そんな兄は、体も大変大きく、また、親の都合で中国地方に転居となり、さらに1年後には父が単身赴任となったためなのか、家では王様のようにふるまっていました。家族が多かったため、食事の準備等は子供も手伝うルールでしたが、一人自分の部屋で呼ばれるのを待っていました。

母に兄も手伝うべきだと進言しても、波風立てたくなかったのか、ほおっておきなさいと言われていました。腫れ物に触るかのように、会話もなく、放置されている時期でした。

兄は、長男であるため、幼少時から両親からも祖父母からも親類からも大変かわいがられていたと思います。

大学は中部地方の大学に進みましたが、仕送り以上のお金をパチンコにつぎ込み、通帳の残高をマイナス(定期預金がある場合、ゆうちょ銀行は定期の金額まで引き出しが可能)にしていました。

その「マイナス」を母が仕送りとは別で送金していたため、兄は結婚し、子供がいる今でも親や叔父(叔父についてはまた別記事で書きたいと思いますが、金銭面では裕福)にパラサイトしている状況です。

大学時代から母方の祖父に数十万の借金を数回していました。親には内緒でした。

その後、大学院に入り、大手ゼネコンのT中工務店に就職しました。(大学院のコネ)

大学院に進む条件として、親は一級建築士の資格を就職後すぐに取るように指示しましたが、結局10年近くかかって、やっと取得しました。会社の同期の中でもかなりの遅れをとっているようでした。

 結婚した相手は正社員として働いたことがない当時26?27歳の女性でした。

二人して貯金がないのに、大阪のハイアットで結婚式がしたいだの、婚約指輪はティファニーの1カラット以上でないとダメだの、結納もきちんとしてもらわないと困るだの、要求がすごかったです。

それをたしなめるでもなく、親に金を出せと言ってのける兄。それに腹を立てながらも、お金を出す父。結果、婚約指輪はティファニー、ヒルトンで結納を済ませ、式場は交渉によりヒルトンになりましたが、結婚式を済ませた二人の新婚旅行はフロリダのディズニーワールド。すべて親がお金を出しました。ついでに言うと、引き出物はティファニーシャンパングラスのセット。今時誰が喜ぶんだか(苦笑)。その後、結納で使用した結納道具一式は、「不要ですので、よろしければお使いください」と実家に返品されてしまい、母は、「縁起物を再利用なんてするワケないのに、常識がなさすぎる」と怒っていました。

その後、実家に来るときも、兄夫婦(ある時より兄家族)は常にお客様扱いです。

今も働いている母が、来る前にお布団と部屋の準備をして、滞在中は三食準備して、洗い物をし、お風呂の準備をして、帰りにお土産まで持たせています。

ある時、兄家族が滞在中に母が外出することを伝えたところ、「お昼はあるものでいいよ。」と返事しており、唖然としたことを覚えています。

母に世話してもらうことをなんとも思っていないようです。

現在は3年前に他界した母方の祖父の家を、叔父のお金でリフォームし、賃貸で住んでいると会社に(ウソの)申告をして住宅手当をもらい、通勤のガソリン代も叔父の口座から引き落としされているにもかかわらず、会社から通勤手当も受け取っています。

兄嫁は専業主婦。いつもバーバリーの服を着て、子供にはファミリアの服を着せ、兄にユニクロ服を着せています。1つ800円もするトマトを買っていたりするので、兄の稼ぎだけでは生活できないのかもしれません。

 

こんなパラサイトになってしまったのも、高校受験時に転居させたという負い目から親が甘やかしたことが原因かもしれませんが、私は持って生まれた性格もあると思っています。なぜなら、4人兄弟のうち、パラサイトしているのは兄だけだからです。

私を含め、他の3人は自分たちの稼ぎで生活していますが、ここはまた別の投稿をしたいとおもいます。

結論として、兄は転校による人格形成への影響より、親の影響が大きかったと考えています。


次は妹について書きたいと思います。