転居と人格形成②

今回は妹について。

妹は私の1つ下です。性格は明るく、いつもニコニコしており、とても優しい性格です。

小学校は3つ通いましたが、必ず転入した初日から友達と帰ってきていました。小さい時、私と妹の2人だけで祖父母の家に行った時、新幹線でとなりに座っていた老夫婦に妹がニコニコしていたおかげで、機内販売のアイスを買ってもらえたり、どんな人にも好かれる子供だったと記憶しています。

勉強はあまりできる方ではありませんでしたが、それを消すくらいの愛嬌とキャラクターで、誰からも愛されていました。

小さい時、そんな妹のことを私はとっても羨ましく思っていました。

妹は、優しい性格から、看護師を目指しました。専門学校に入ったため、実習などはかなり辛そうでしたが、そんな中でも、脱落しそうなクラスメイトの家に心配して見に行ったり(自分もかなり辛い状況だったのに)、励ましたりしてました。この子はなるべくして看護師になるんだろうなぁと感心していました。

そんな妹に転居が及ぼした影響1つ目、それは人一倍寂しがりということだと思います。専門学校の頃より一人暮らしが始まりましたが、必ず誰かと一緒でした。それは友達だったり、彼だったり。彼が出来たら、彼の家に同棲していました。彼の部屋でも1人ではいられず、彼が居ない時は友達と外出していたり、就職してから夜勤等で彼と時間が合わず、友達もつかまらない時は私に連絡してきました。その当時、私は関東に住んでいましたが、営業職で連絡がつきやすかったため、移動の車内でずっと電話していた時もあります。それくらい、一人に不安を感じてしまうようになってました。

二つ目、それは家でした。妹は結婚して2年もしないうちに家を買いました。とにかく落ち着く場所が欲しかったと言ってました。転居が多かったため、幼馴染が居なかったこともとても嫌だったと聞いたことがあります。妹の中で、自分たちで買った家があるということは、引っ越さなくていいという安心だったのかもしれません。家を買う時、キッチンやリビング、部屋等に特にこだわりもなく、建売の家をさらっと買ったことも、そのことを表しているように思います。

二つ目と少し重なりますが、妹は最近変化をとても嫌がります。とにかく安定を求めているように思います。

これも、転居が続いた幼少期からの反動なのではないかと考えています。


次は弟について書きたいと思います。